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阿倍野区昭和町駅の歯医者 ひだまり歯科からのお知らせ

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歯の寿命を延ばすための生活習慣:一生自分の歯で食べるために今できること

歯の寿命を延ばすための生活習慣:一生自分の歯で食べるために今できること

はじめに

「80歳になっても自分の歯で食事を楽しみたい」これは多くの人が持つ願いです。しかし現実には、日本人の80歳での平均残存歯数は約15本とされており、28本ある永久歯の半分近くを失っている計算になります。歯を失う主な原因は、むし歯と歯周病です。これらは、日々の生活習慣と密接に関係しています。つまり、適切な生活習慣を身につけることで、歯の寿命を大幅に延ばすことができるのです。この記事では、一生自分の歯で食事を楽しむために、今日から実践できる具体的な生活習慣について、歯科医師の視点から詳しく解説していきます。

毎日の口腔ケア習慣

1日2回以上の歯磨き

歯の寿命を延ばす最も基本的な習慣が、毎日の丁寧な歯磨きです。朝晩2回、できれば毎食後に歯を磨くことが理想です。

特に重要なのが、就寝前の歯磨きです。就寝中は唾液の分泌が減少し、細菌が繁殖しやすくなるため、寝る前に徹底的に口の中をきれいにすることが重要です。

1回の歯磨きは、最低でも3分間かけて、すべての歯を丁寧に磨きましょう。

デンタルフロスの使用

歯ブラシだけでは、歯と歯の間の汚れは60パーセント程度しか除去できません。残りの40パーセントは、デンタルフロスで清掃する必要があります。

1日1回、できれば就寝前に、すべての歯の間をフロスで清掃しましょう。この習慣だけで、むし歯や歯周病のリスクが大幅に減少します。

正しいブラッシング技術

力任せに磨くのではなく、歯ブラシを歯と歯ぐきの境目に45度の角度で当て、小刻みに動かします。力を入れすぎると、歯ぐきを傷つけたり、歯のエナメル質を削ってしまったりします。

柔らかめか普通の硬さの歯ブラシを使い、優しく丁寧に磨くことが大切です。

フッ素の活用

フッ素入り歯磨き粉を使用することで、歯のエナメル質が強化され、むし歯のリスクが減少します。歯磨き後のうがいは、少量の水で1回だけにすることで、フッ素が口の中に残り、効果が持続します。

食生活と歯の健康

砂糖の摂取を控える

砂糖は、むし歯菌の餌となり、酸を産生して歯を溶かします。甘いお菓子やジュースの摂取は、できるだけ控えましょう。

どうしても甘いものを食べたい場合は、食後のデザートとして食べ、その後すぐに歯を磨くか、口をすすぐことが重要です。

間食の回数を減らす

間食の回数が多いと、口の中が常に酸性状態になり、歯が溶けやすくなります。間食は1日1回から2回、時間を決めて摂取し、ダラダラ食べを避けましょう。

硬い食べ物を噛む

適度に硬い食べ物を噛むことは、顎の骨や歯を支える組織を強化します。また、よく噛むことで唾液の分泌が促進され、口の中の自浄作用が高まります。

野菜、ナッツ、小魚など、噛みごたえのある食べ物を積極的に取り入れましょう。

カルシウムとビタミンDの摂取

カルシウムは歯の主成分であり、ビタミンDはカルシウムの吸収を助けます。牛乳、チーズ、ヨーグルト、小魚、緑黄色野菜などを積極的に摂取しましょう。

バランスの良い食事

偏った食事は、歯だけでなく全身の健康に悪影響を及ぼします。バランスの良い食事は、歯を支える歯ぐきや骨の健康維持にも重要です。

悪習慣の改善

禁煙

喫煙は、歯周病のリスクを大幅に高めます。タバコに含まれるニコチンや一酸化炭素が、歯ぐきの血行を悪化させ、免疫機能を低下させるためです。

禁煙することで、歯周病のリスクが減少し、治療効果も高まります。

歯ぎしり・食いしばりの対策

就寝中の歯ぎしりや、日中の食いしばりは、歯に過度な力がかかり、歯の摩耗や破折の原因になります。

ストレス管理、マウスピースの使用、意識的なリラックスなどの対策が有効です。気になる場合は、歯科医師に相談しましょう。

硬いものを歯で開けない

ペットボトルの蓋、缶のプルタブ、袋の封などを歯で開ける習慣は、歯を破損させるリスクがあります。歯は道具ではなく、食べ物を噛むためのものです。

定期的な歯科検診

3か月から6か月に一度の受診

どんなに自宅でケアを頑張っても、自分では除去できない歯石や、見つけにくいむし歯があります。定期的な歯科検診で、問題を早期に発見し、早期に治療することが、歯の寿命を延ばす鍵です。

プロフェッショナルクリーニング

歯科衛生士による専門的なクリーニングで、歯石や着色汚れを除去し、歯本来の健康を取り戻せます。これにより、歯周病のリスクが大幅に減少します。

早期発見・早期治療

初期のむし歯や歯周病は、自覚症状がほとんどありません。定期検診で早期に発見し、軽い治療で済ませることができれば、歯へのダメージを最小限に抑えられます。

ストレス管理と睡眠

ストレスと歯の関係

ストレスは、歯ぎしりや食いしばりを引き起こし、歯に過度な負担をかけます。また、ストレスで免疫力が低下すると、歯周病のリスクも高まります。

適度な運動、趣味の時間、リラックスする時間を設けるなど、ストレスを上手に管理しましょう。

十分な睡眠

睡眠不足は、免疫力を低下させ、歯周病のリスクを高めます。また、疲労が蓄積すると、丁寧な歯磨きをする気力も失われがちです。

質の良い睡眠を十分にとることは、歯の健康にも重要です。

適度な運動

血行促進効果

適度な運動は、全身の血行を促進し、歯ぐきへの栄養供給も改善します。健康な歯ぐきは、歯を支える土台となります。

免疫力向上

運動により免疫力が向上すると、歯周病菌への抵抗力も高まります。

ストレス解消

運動は、ストレス解消にも効果的です。歯ぎしりや食いしばりの予防にもつながります。

水分補給の習慣

こまめな水分補給

口の中が乾燥すると、唾液の自浄作用が低下し、むし歯や歯周病のリスクが高まります。こまめに水を飲むことで、口の中を潤し、唾液の分泌を促進できます。

特に高齢者は、口が乾きやすいため、意識的に水分補給をすることが重要です。

甘い飲み物を避ける

ジュースやスポーツドリンクなど、砂糖を含む飲み物は、むし歯の大きな原因です。日常的な水分補給は、水やお茶を基本にしましょう。

年代別の注意点

若年期(10代から30代)

この時期は、むし歯のリスクが高い時期です。間食の管理、丁寧な歯磨き、定期検診を習慣化しましょう。

中年期(40代から50代)

歯周病のリスクが高まる時期です。フロスの使用、歯周病予防、定期的なクリーニングが特に重要です。

高齢期(60代以降)

歯の根元のむし歯(根面むし歯)や、歯周病の進行に注意が必要です。口腔乾燥のケア、高濃度フッ素の使用、より頻繁な歯科検診が推奨されます。

家族で取り組む口腔ケア

子どもへの教育

子どもの頃からの習慣が、一生の歯の健康を左右します。親が見本を見せ、楽しく歯磨きの習慣を身につけさせましょう。

家族での励まし合い

家族で口腔ケアに取り組むことで、習慣が継続しやすくなります。お互いに励まし合い、定期検診も一緒に受けるなど、家族全体で歯の健康を守りましょう。

最新技術の活用

電動歯ブラシ

正しく使えば、手磨きよりも効率的に歯垢を除去できます。特に手の動きが不自由な高齢者には有効です。

口腔ケアアプリ

歯磨きの時間を計測したり、記録したりできるアプリも多く登場しています。ゲーム感覚で口腔ケアを習慣化できます。

まとめ

歯の寿命を延ばすための生活習慣は、特別なことではありません。毎日の丁寧な歯磨きとフロス、バランスの良い食事、砂糖の摂取を控える、禁煙、ストレス管理、そして定期的な歯科検診。これらの基本的な習慣を継続することが、一生自分の歯で食事を楽しむための鍵です。

完璧を目指す必要はありません。できることから少しずつ始め、習慣化していくことが大切です。今日から、歯の寿命を延ばすための生活習慣を取り入れてみませんか。将来の自分への最高のプレゼントになるはずです。

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