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阿倍野区昭和町駅の歯医者 ひだまり歯科のスタッフブログ

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片側だけ歯並びが悪くなる理由:左右非対称が生じるメカニズムと対策

 

はじめに

鏡を見たときに、「右側は歯並びが良いのに、左側だけガタガタしている」と感じたことはありませんか。歯並びの問題は、必ずしも左右対称に起こるわけではありません。片側だけに叢生(歯の重なり)があったり、片側だけ歯が内側や外側に倒れていたりするケースは、実は珍しくありません。この左右非対称の歯並びには、明確な理由があります。本記事では、なぜ片側だけ歯並びが悪くなるのか、その原因を詳しく解説します。片側だけの咀嚼習慣、頬杖などの癖、顎の成長の非対称性、歯の喪失、先天的な要因など、様々な観点から分析します。また、片側だけの歯並びの悪化が引き起こす問題や、改善方法についてもご紹介します。自分の歯並びの状態を理解し、適切な対処をすることで、機能的にも審美的にも満足のいく口腔環境を実現しましょう。

理由①:片側だけで噛む習慣

片側だけ歯並びが悪くなる最も一般的な原因は、片側だけで噛む習慣です。人は無意識のうちに、噛みやすい側ばかりで咀嚼する傾向があります。右利きの人は右側で、左利きの人は左側で噛むことが多いです。また、片側に虫歯や痛みがある場合、反対側ばかりで噛むようになります。この偏った咀嚼習慣が長期間続くと、様々な影響が出ます。まず、よく噛む側の歯には適度な刺激が加わり、歯や顎の骨が健康に保たれます。一方、あまり使わない側は刺激が不足し、歯の位置が不安定になります。また、咀嚼筋の発達にも左右差が生じます。よく噛む側の筋肉は発達し、反対側は弱くなります。この筋肉のアンバランスが、顎の位置や歯の並び方に影響を与えます。さらに、唾液の分泌量にも差が出ます。よく噛む側は唾液が多く分泌されて自浄作用が働きますが、使わない側は唾液が少なく、汚れが溜まりやすくなります。これらの複合的な要因により、片側だけ歯並びが悪化することがあります。

理由②:頬杖や寝る姿勢の癖

日常的な癖も、片側だけの歯並びの悪化に影響します。最も多いのが頬杖です。デスクワークや勉強中に、無意識に片側の頬に手を当てる習慣がある方は多いでしょう。この頬杖が、歯や顎に継続的な圧力をかけます。毎日数時間、同じ側に圧力がかかり続けると、歯が内側に押され、歯並びが乱れます。特に成長期の子どもの場合、骨が柔らかいため、影響を受けやすいです。また、寝る姿勢も重要です。いつも同じ側を下にして横向きに寝る習慣があると、その側の歯や顎に体重がかかります。長時間の圧迫により、歯の位置が変わったり、顎の成長が偏ったりします。うつ伏せ寝も同様に、顔の片側に圧力がかかるため、歯並びに影響します。これらの癖は無意識に行っていることが多く、自分では気づきにくいです。家族に指摘してもらったり、意識的に注意したりすることが必要です。

理由③:片側の歯の喪失

虫歯や歯周病、事故などにより、片側の歯を失うことも、歯並びの非対称性の原因となります。歯が抜けると、その空いたスペースに向かって、隣接する歯が倒れ込んできます。また、噛み合っていた対合歯(上下で噛み合う相手の歯)が、相手を失って伸びてくることもあります。これにより、片側だけ歯の位置が大きく変化し、歯並びが乱れます。特に、奥歯を失った場合の影響は大きいです。奥歯は咀嚼の主力であり、失うと反対側に負担が集中します。また、奥歯がなくなると、前歯が後方に移動したり、噛み合わせの高さが低くなったりします。片側の複数の歯を失っている場合、その側全体の歯並びが崩れることもあります。歯を失ったら、できるだけ早くインプラント、ブリッジ、入れ歯などで補う必要があります。放置すると、歯並びだけでなく、顔の歪みや顎関節症の原因にもなります。

理由④:顎の成長の左右差

成長期における顎の発育が左右対称でない場合も、片側だけの歯並びの悪化につながります。顎の骨の成長には、遺伝的要因と環境的要因が影響します。遺伝的に、左右の顎の成長速度や大きさが異なることがあります。また、環境的要因として、片側だけの咀嚼習慣や、前述の頬杖などの癖が、顎の成長に影響を与えます。片側の顎が十分に発育しないと、その側のスペースが不足し、歯が重なったり、内側に倒れたりします。逆に、片側が過剰に発育すると、顔の非対称性が生じます。顎の成長の問題は、成長期に適切な矯正治療を行うことで、ある程度改善できます。早期に発見し、対処することが重要です。定期的な歯科検診で、顎の成長をモニタリングしてもらいましょう。

理由⑤:親知らずの影響

親知らず(第三大臼歯)が、片側だけ歯並びを悪化させることもあります。親知らずは、通常10代後半から20代前半に生えてきますが、現代人は顎が小さく、親知らずが生えるスペースが不足していることが多いです。親知らずが正常に生えずに、斜めや横向きに生えてくると、手前の歯を押します。この圧力により、歯列全体が前方に押され、前歯が重なったり、ガタガタになったりします。親知らずは、左右4本ありますが、必ずしも全て生えるわけではありません。片側だけ親知らずが生えてきた場合、その側だけ歯並びが乱れることがあります。また、親知らずが埋まったまま(埋伏歯)でも、周囲の歯に影響を与えることがあります。親知らずが原因で歯並びが悪化している場合、抜歯が推奨されることが多いです。

理由⑥:先天的な歯の欠損や過剰歯

先天的に歯の数が左右で異なることも、歯並びの非対称性の原因です。通常、永久歯は上下合わせて28本から32本(親知らずを含む)ですが、生まれつき一部の歯が欠損している方がいます。これを先天性欠如歯と言います。片側だけ歯が欠損している場合、その側のスペースが余り、歯と歯の間に隙間ができたり、他の歯が傾いたりします。逆に、過剰歯といって、通常より多く歯がある場合もあります。片側だけに過剰歯がある場合、スペースが不足し、歯が重なります。先天的な問題は、レントゲン検査で発見できます。早期に発見し、矯正治療や補綴治療で対応することが重要です。

片側だけの歯並びの悪化が引き起こす問題

片側だけ歯並びが悪いことは、見た目の問題だけでなく、機能的な問題も引き起こします。まず、噛み合わせのバランスが崩れます。片側だけ歯並びが悪いと、効率的に噛めず、さらに偏った咀嚼習慣が強化されます。これにより、顎関節に負担がかかり、顎関節症のリスクが高まります。顎の痛み、口が開きにくい、顎を動かすと音がするといった症状が出ることがあります。また、顔の非対称性が進行することもあります。片側ばかりで噛むことで、その側の咀嚼筋が発達し、エラが張ったように見えます。顔の左右のバランスが崩れ、見た目にも影響します。さらに、清掃が困難になり、虫歯や歯周病のリスクが高まります。歯が重なっている部分は、歯ブラシが届きにくく、汚れが溜まりやすいです。

改善方法①:矯正治療

片側だけの歯並びの悪化を根本的に改善するには、矯正治療が最も効果的です。全体矯正で左右のバランスを整えることもできますし、部分矯正で気になる側だけを治療することも可能です。ワイヤー矯正、マウスピース矯正など、様々な方法があります。矯正治療により、歯を適切な位置に移動させ、噛み合わせを整えます。治療期間は、症例により異なりますが、部分矯正であれば数ヶ月から1年程度、全体矯正であれば1年から3年程度が一般的です。費用も方法や範囲により異なりますが、部分矯正で20万円から40万円程度、全体矯正で60万円から120万円程度が相場です。矯正専門医に相談し、自分に適した方法を選びましょう。

改善方法②:生活習慣の見直し

矯正治療と並行して、または矯正治療を受けない場合でも、生活習慣の見直しが重要です。まず、両側で均等に噛む習慣をつけましょう。意識的に、普段使わない側でも噛むようにします。最初は違和感があっても、続けることで習慣化します。頬杖をつかないよう注意します。デスクに肘をつく癖がある方は、姿勢を正すことから始めましょう。寝る姿勢も見直します。仰向けで寝ることが理想的ですが、難しい場合は、左右交互に向きを変えるようにします。また、定期的に歯科検診を受け、虫歯や歯周病を予防します。片側に痛みがあると、反対側ばかりで噛むようになるため、口腔内を健康に保つことが重要です。

子どもの場合の早期対応

子どもの場合、片側だけの歯並びの悪化に早期に気づき、対処することが重要です。成長期であれば、顎の成長をコントロールする矯正治療が可能で、より根本的な改善が期待できます。また、癖の修正も子どものうちの方が容易です。定期的な歯科検診で、歯並びや顎の成長をモニタリングしてもらいましょう。異常が見つかれば、早期に矯正専門医に相談することをおすすめします。小児矯正は、永久歯が生え揃う前から始めることで、将来的な大掛かりな矯正治療を避けられる可能性があります。

顎関節症のリスクと対策

片側だけの歯並びの悪化は、顎関節症のリスクを高めます。既に顎の痛みや違和感がある場合は、早めに歯科医院や口腔外科を受診しましょう。顎関節症の治療には、マウスピース療法、理学療法、薬物療法などがあります。歯並びの改善と並行して、顎関節症の治療を行うことで、総合的な口腔機能の回復が可能です。また、日常的に顎に負担をかけないよう、硬いものを避ける、大きく口を開けすぎないなどの注意も必要です。

まとめ

片側だけ歯並びが悪くなる理由には、片側だけで噛む習慣、頬杖や寝る姿勢の癖、片側の歯の喪失、顎の成長の左右差、親知らずの影響、先天的な歯の欠損や過剰歯など、様々な要因があります。これらの要因が複合的に作用し、左右非対称な歯並びが形成されます。片側だけの歯並びの悪化は、見た目の問題だけでなく、噛み合わせのバランス、顎関節への負担、虫歯や歯周病のリスク増加など、機能的な問題も引き起こします。改善には、矯正治療が最も効果的ですが、生活習慣の見直しも重要です。両側で均等に噛む、頬杖をつかない、寝る姿勢に注意するなど、日常的な心がけが予防につながります。自分の歯並びに左右差を感じたら、早めに歯科医院に相談しましょう。適切な診断と治療により、機能的にも審美的にも満足のいく口腔環境を実現できます。

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