はじめに
受験期は、人生の中でも特に大きなストレスがかかる時期です。長時間の勉強、睡眠不足、不規則な食生活、運動不足、そして精神的なプレッシャー。これらは、成績に影響を与えるだけでなく、口腔の健康にも様々な影響を及ぼします。「受験勉強中に虫歯ができた」「口内炎が治らない」「口臭が気になる」という経験を持つ受験生は少なくありません。口腔トラブルは、痛みや不快感により集中力を低下させ、勉強の効率を下げてしまいます。さらに、試験当日に歯が痛くなるなど、最悪のタイミングで問題が表面化することもあります。受験という目標に向かって全力で取り組むためには、口腔の健康管理も欠かせません。この記事では、受験生に多い口腔トラブルとその原因、そして効果的な予防・対策方法について詳しく解説していきます。
受験生に多い口腔トラブル
虫歯
受験期は、虫歯になりやすい条件が揃っています。長時間の勉強中に甘いものを食べる、夜食を食べた後に歯を磨かずに寝てしまう、歯科検診を受ける時間がないなど、虫歯のリスクが高まります。
歯周病・歯肉炎
ストレスや睡眠不足により免疫力が低下すると、歯周病菌が増殖しやすくなります。歯茎の腫れ、出血、口臭などの症状が現れます。
口内炎
ストレス、睡眠不足、栄養バランスの乱れ、免疫力の低下などにより、口内炎ができやすくなります。痛みで食事や会話がしづらくなり、さらにストレスが増すという悪循環に陥ることもあります。
口臭
口腔ケアの不足、ストレスによる唾液分泌の減少、不規則な食生活などにより、口臭が発生しやすくなります。
知覚過敏
夜食や間食でエナメル質が傷つく、歯ぎしり・食いしばりで歯がすり減るなどにより、冷たいものや甘いものがしみるようになることがあります。
顎関節症
ストレスによる歯ぎしりや食いしばり、長時間同じ姿勢での勉強などにより、顎の痛み、口が開けにくい、音が鳴るなどの症状が現れることがあります。
受験生が口腔トラブルを起こしやすい原因
ストレス
受験というプレッシャーは、大きなストレスとなります。ストレスは、自律神経のバランスを崩し、唾液の分泌を減少させます。唾液が減ると、口の中の自浄作用が低下し、虫歯や歯周病になりやすくなります。
また、ストレスは免疫力を低下させ、口内炎ができやすくなります。さらに、歯ぎしりや食いしばりを引き起こし、歯や顎に負担をかけます。
睡眠不足
受験勉強により、睡眠時間が削られることがよくあります。睡眠不足は、免疫力を低下させ、唾液の分泌を減少させます。また、疲労により口腔ケアがおろそかになりがちです。
不規則な食生活
間食・夜食の増加
長時間の勉強中に、集中力を保つために甘いものを食べたり、夜遅くまで勉強して夜食を食べたりすることが増えます。
頻繁に糖分を摂取すると、口の中が酸性に傾く時間が長くなり、虫歯のリスクが高まります。
栄養バランスの乱れ
勉強に集中するあまり、食事が簡単なもので済ませがちになり、栄養バランスが崩れます。ビタミンやミネラルの不足は、口内炎や歯周病のリスクを高めます。
水分摂取の不足
勉強に集中していると、水を飲むことを忘れがちです。水分不足により、唾液の分泌が減少します。
口腔ケアの不足
時間がない
夜遅くまで勉強し、疲れてそのまま寝てしまう、朝も時間がなく歯磨きが雑になるなど、口腔ケアの時間が削られます。
優先順位の低下
受験勉強が最優先となり、口腔ケアや歯科検診の優先順位が下がりがちです。
運動不足
勉強時間が長くなると、運動する時間が減ります。運動不足は、全身の血流を悪化させ、ストレスの発散もできないため、口腔の健康にも悪影響を及ぼします。
カフェインの過剰摂取
眠気覚ましにコーヒーやエナジードリンクを飲む受験生も多いでしょう。カフェインには利尿作用があり、過剰摂取により脱水状態になり、唾液の分泌が減少します。
また、これらの飲料には糖分も多く含まれており、虫歯のリスクも高まります。
受験期の口腔トラブル予防法
規則正しい生活リズム
可能な限り、規則正しい生活リズムを保ちましょう。睡眠時間を削りすぎず、最低でも6〜7時間の睡眠を確保することが、長期的には勉強の効率も上げます。
バランスの良い食事
3食をきちんと食べ、栄養バランスを意識しましょう。特に、ビタミンB群、ビタミンC、鉄分、亜鉛などは、口腔の健康に重要です。
野菜、果物、肉、魚、卵、乳製品などをバランスよく摂りましょう。
間食・夜食の工夫
間食や夜食が必要な場合は、糖分の少ないものを選びましょう。ナッツ、チーズ、ヨーグルト、果物などがお勧めです。
甘いものを食べた後は、水やお茶で口をゆすぐか、可能であれば歯を磨きましょう。
こまめな水分補給
勉強中も、こまめに水を飲む習慣をつけましょう。デスクに水筒やペットボトルを置いておくと良いでしょう。
カフェイン飲料は適度にし、水を中心に飲むようにします。
丁寧な口腔ケア
どんなに忙しくても、朝と就寝前の歯磨きは必ず行いましょう。時間をかけて丁寧に磨くことが大切です。
デンタルフロスや歯間ブラシも使用し、歯と歯の間の汚れもしっかり除去しましょう。
キシリトールガムの活用
勉強中にキシリトール入りのシュガーレスガムを噛むことで、唾液の分泌を促進し、虫歯予防になります。また、眠気覚ましにもなります。
ストレス管理
適度な息抜き
勉強ばかりではなく、適度に息抜きをしましょう。音楽を聴く、散歩をする、友人と話すなど、自分なりのリラックス方法を見つけましょう。
深呼吸やストレッチ
勉強の合間に、深呼吸やストレッチをすることで、リラックスできます。
定期的な歯科検診
受験期だからこそ、定期的に歯科検診を受けましょう。3〜6ヶ月に一度の検診で、虫歯や歯周病の早期発見・早期治療ができます。
受験直前に歯が痛くなるという最悪の事態を避けるためにも、予防が重要です。
顎のリラックス
歯ぎしりや食いしばりに気づいたら、意識的に顎の力を抜きましょう。勉強中も、時々「上下の歯を離す」ことを意識すると良いでしょう。
就寝時の歯ぎしりがひどい場合は、歯科医院でナイトガードを作製してもらうことも検討しましょう。
姿勢の意識
長時間の勉強で、前かがみの姿勢が続くと、顎や首に負担がかかります。定期的に姿勢を正し、首や肩のストレッチをしましょう。
口腔トラブルが起きたときの対処
すぐに歯科医院へ
虫歯、歯周病、口内炎がひどい、歯が痛いなどの症状があったら、我慢せずにすぐに歯科医院を受診しましょう。
「受験勉強が忙しいから」と放置すると、悪化して治療に時間がかかり、結果的に勉強時間を失うことになります。
応急処置
受診までの間、以下の応急処置を行いましょう。
虫歯・歯痛
市販の鎮痛剤を服用する、冷やす(炎症がある場合)などで一時的に痛みを抑えられます。
口内炎
市販の口内炎用の塗り薬やパッチを使用する、刺激の強い食べ物を避けるなどで症状を軽減できます。
保護者ができること
栄養バランスの良い食事の提供
受験生は勉強に集中するあまり、食事に気を配る余裕がないこともあります。保護者が、栄養バランスの良い食事を用意しましょう。
夜食の工夫
夜食が必要な場合は、糖分の少ない、消化の良いものを用意しましょう。
口腔ケアの声かけ
疲れて歯磨きをせずに寝そうなときは、優しく声をかけましょう。
歯科検診の予約
忙しい受験生に代わって、保護者が歯科検診の予約をとり、付き添うことも有効です。
ストレスケア
受験生の話を聞く、プレッシャーをかけすぎないなど、精神的なサポートも大切です。
まとめ
受験生は、ストレス、睡眠不足、不規則な食生活、口腔ケアの不足などにより、虫歯、歯周病、口内炎、口臭、知覚過敏、顎関節症などの口腔トラブルを起こしやすい状態にあります。
予防には、規則正しい生活、バランスの良い食事、こまめな水分補給、丁寧な口腔ケア、ストレス管理、定期的な歯科検診が重要です。
口腔トラブルは、集中力や勉強の効率を低下させます。受験という大きな目標に向かって全力で取り組むためにも、口腔の健康管理を怠らないようにしましょう。
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